マンガとアニメとゲームの買取堂のブログ ■ オタクとサブカルの古本屋

『SS』東本昌平|武蔵野市で漫画の出張買取

投稿日:

『SS』東本昌平
『SS』東本昌平

武蔵野市で漫画の出張買取に行ってまいりました。
90年代作品が主でした。店主の好みの直球どまんなかです。「god save the すげこまくん」「えの素」」「パパと踊ろう」「しあわせ団地」など当時の青年ギャグ漫画の名作群をたくさんお譲りいただきました。「えの素」は新装版として復刊されてますが、ほかは復刊されていませんし、あまり話題に登ることもありませんね。探そうとすると結構難しいです。この辺の作品群はもっと評価されて復刊されても良いと店主は思うのですが。

そんな中で異色だったのが東本昌平『SS(エスエス)』でした。東本昌平といえば『キリン』ですね。特に「POINT OF NO RETURN」が有名。映画化もされました。
バイク漫画ですがヤンキー系のイケイケとは違う、90年代の「終わりなき(と思われていた)日常」を背景に寂々とした諦観というか、どことない違和感というか、そういう居場所を渇望するジリジリとした感覚を作品に漂わせる作家でした。90年代はジャンルを問わずエッジの効いた作品が多いですね。

店主は「SS」は未見だったのですが、連載が2000年代初頭であることに驚きました。濃厚にそういう90年代感が漂っていました。この後、終わりなき日常が終わって、日常すら危うい時代に突き進み、漫画の中から先鋭性が消えていくようになります。


映画版キリンの予告編
真木蔵人はこんなにいい感じなのに声が若すぎる・・・!