マンガとアニメとゲームの買取堂のブログ ■ オタクとサブカルの古本屋

科学教材社の「模型とラジオ」

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模型とラジオ
科学教育社の「模型とラジオ」

『模ラ』配線図
配線図

60年代の古い『模ラ』が入荷しました。

流石に状態はボロボロですが、60年代(50年以上前!)の古い「模型とラジオ」(愛称・『模ラ』)の買取がありました。

当店ではこういったものもホビー関連として買い取っています。


子供向けにしては異様にレベルの高い誌面

後年には模型雑誌になったようですが、この時はまだモデリングの本というよりは「子どものための電子工作雑誌」という感じで、配電盤の詳細な配線図とかが載っています。うーんレベルが高い。当時の小学生がレベルが高かったのか、憧れる気持ちと「いつか作れるようになるぞ!」という決意とともに誌面を眺めていたのか。

『模ラ』ラジオ設計図
ラジオの設計図

当時のトップレベルの技術者が執筆

レベルが高いのも当然でこの雑誌の執筆は当時のトップレベルの技術者が担当していたそうです。

ジョン・ダワーの「敗北を抱きしめて」という本に敗戦直後の出版状況が書いてあったのですが、食うや食わずの状態で数千社の出版社が立ち上げられたそうです。また、哲学者の西田幾多郎の全集がベストセラーになったそうです。今では考えられないですね。

今回仕入れたものは昭和60年代初期で高度経済成長期の始まりあたりのお品ですね。最近書店に行くと自己啓発とビジネス書だらけで「どうなってんだ?この国は」という感じですが、当時の日本人は科学にしろ哲学にしろ知識欲が旺盛でした。