インターステラーもいいけど度胸星もね

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TARS
TARS♥かわいいよ♥TARS

「インターステラー」見てきました。いやー、スゴかった。 「特異点? 重力? はっ?」 専門用語出まくりで、頭が痛くなるような映画でしたけど、面白かった! 最新物理学を元にした宇宙冒険活劇。地球を救ったクーパーは相棒のTARSとともに、仲間を救いに再び宇宙へ! 冒険者はまた旅立つのです。 これはハリウッドにしかできん。総製作費は170億円だそうです。あー、さすがアメリカ様はすごいです。 ちなみに店主はTARSに萌え萌えでした。TARSナメナメしたいです。スターウォーズのR2-D2と同じくらいいい。R2-D2は口の中に入れてみたいです。 映画に出てくる五次元存在(直接は描かれませんが)、これで店主は山田芳裕の「度胸星」を思い出しました。 インターステラーでは4次元を超越した5次元存在(未来人?)は地球人の救い主として登場しますが、度胸星はもっと凄い! なんと5次元存在と戦うのです。これはちょっと小説を含めて、類例がないのではないでしょうか? 5次元存在と人間とのガチ喧嘩。ある意味、度胸星はインターステラーより凄い。 五次元存在と四次元存在との戦い。 例えば、北斗の拳のケンシロウと私が戦うようなもんです。瞬殺じゃないかって? はい、店主がケンシロウを瞬殺です。だって、ケンシロウは紙だもん。 どういうことか? 店主は縦、横、奥行き、時間の4次元空間であるこの世界の住民です。対して、ケンシロウはというと奥行きを欠いた縦、横、時間のコミックスの世界の住人です。これは楽勝。 ケンシロウをボコボコにしたければ、ブックオフで100円出して、単行本を買ってページを繰って野郎を見つけ出し、ビリビリに破いてしまえばいい。1巻の「水クレー」状態のケンシロウを切り取り、16巻に貼り付けて無想転生を体得したラオウに当てるのもよし。場合によっては単行本もろとも火にくべて世紀末ごと滅ぼしてやってもいい。世紀末覇王伝説なんてなしなし。ラオウの出る幕なんて私は与えません。汚物は消毒だ~!! ヒャッハー 例えは、かなりバカバカしいのですが、要するにこういうこと(だと思う)。 空間の世界からの平面の世界に対する攻撃。奥行きを欠いた世界への奥行きからの攻撃。ケンシロウの住む平面の世界には、奥行きが存在しないゆえ、奥行きからの攻撃が一体なんなのかケンシロウには理解することすらできない。こういうのをシンギュラリティ(技術的特異点)と言うそうです。猿を機関銃で襲ったとして、猿には閃光や異音を感じ、これが危機だと認識することはできても、火薬の爆発力を利用した機関銃という兵器による攻撃とは理解出来はしない。こういうのもシンギュラリティ。 人間対ケンシロウ、人間対猿だから、笑っていられるけれど、人を超えた存在、空間も時間も超越した存在から、もし攻撃を受けたら?

度胸星
現代版失楽園
渡辺淳一の方ではない

こんな難しくて訳の分からない戦いを描いたのが「度胸星」です。古くはミルトンの「失楽園」でサタンは究極の超越者・神様と戦っていますが、これと同じ。我々が紙を破り、めくり、裏返すのと同様なことを、5次元存在は4次元存在たる我々に仕掛けてくる。シンギュラリティゆえに理解不能な攻撃を仕掛ける、理解不能な人を超えた者との戦い。 なんだかよく分からないけど、すごく面白そうでしょう! 実際、すごく面白いです! 掲載誌は私が大好きだった今は亡き、かのヤングサンデー(楳図先生の14歳も、わたしは真悟も、この漫画雑誌から生まれた。その他名作タクサン)。この作品は残念ながらヤンサンの美少女・ラブコメ路線への方針転換に伴い(私はヤンサン廃刊の遠因だったと確信しています)、打ち切りになってしまいました。山田芳裕先生は「へうげもの」が終わったら、ぜひ「度胸星」の続きを書いてくれませんかのう。

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